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補強必要性の判断基準

耐震診断に用いられる判定式は、

判断1.pngから求めます。(Iso:構造耐震判定指標)

Qu : 建物の保有水平耐力
W : 建物の重量
F : 変形能(靭性指標)
Is : 構造耐震指標

 

上の式を変形すると以下のようになります。

判断2.png
すなわち、Is=0.6 F=1.0としますと、

 

Qu=0.6W ≧ Iso =0.6

 

構造耐震判定指標 Iso ≧ 0.6 と基準化されていますので、先述した F=1.0のとき、構造耐震指標【Is】は建物重量の60%の耐力を求めていることを示しています。

 

建物の強度指標と靭性指標

 

F=1.0の時は、倒壊、崩壊しないどころか無傷の状態であるような表現になっていますが、ご理解して戴き易いようにしておりました。

実際は、耐震診断で決して無傷でいられる状態と言える場合は少なく、必ずどこか損傷をしています。

但し、倒壊又は崩壊はさせない状態を前提としていることを強調させて戴きます。

 

F=1.0 の変形能で Qu=0.6W(建物重量の60%)の地震による横力に損傷はあるが、倒壊又は倒壊しないと言いました.

その時の建物の地震による横力に対する建物の抵抗エネルギーを ΔOAB としています。

 

視点を変えますと、変形能(靭性指標)Fの値が大きくなれば建物が必要とする建物重量に対する負担率を下げることができることを意味することを示しています。

 

即ち、ΔOAB=□OCDE が同じ抵抗エネルギーを持っているとすればF=2.0 となり Qu=0.3W×2.0=0.6W ですので、変形能が F=2.0 であれば,建物重量の30%の耐力で耐震性があると言えます。
判断3.png

 

 

耐震補強

判断4.png

 

耐震補強は上記不等式の時、補強が必要であることを示します。

 

そして補強は、対象としている建物の構造特性(構造的特徴)により、強度型補強をするのか、靭性型補強をするのかによって補強方法が異なることになります。


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